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chopping

MULTISTANDARD

森林大国と形容されながら、国産材自給率が4割に留まっている日本。
スギやヒノキといった国産材の利用価値や特性を、改めて認識し直す必要があると私達は常々考えていました。
こうした背景の中で chopping は誕生することとなります。

水平垂直に製材される従来の木材加工プロセスに、原始的な製材手法である薪割りを加えることで成形される chopping。
木目のはっきりとした国産針葉樹材の割れ方は、生育環境や年数といった木それぞれの個体情報に大きく依存します。
バキバキと音をたてながら木目にそってうねりや歪みが表出しますが、これは急峻で四季明瞭な日本の山々で生きた、かつての木の記憶そのものなのです。

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stool
​natural

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stool
​black

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stool
​green

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​MULTISTANDARD

MULTISTANDARDは、社会が求める最適解を掲示するのではなく、
新しい視点をツールとして機能させ、アイデアに形を与えることを主眼として活動しています。
価値観がよりオープンに展開する昨今においては、人々と定説的なスタンダードの実像を共有することよりも、
多視的な議論を促進させ、知見の限界を押し広げることが重要だと思うからです。
そのためにも、私たちはマテリアルやプロセス、コンテキストを見つめ直し、手掛かりを模索し続けます。

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